【マーケティング心理学10】お得度アップ!シャルパンティエ効果

投稿者: | 2017年2月12日



マーケティングに使える心理学。

これまでいろいろな効果を伝えてきましたが、今回はその記念すべき第10回目。

そんな第10回目にふさわしく、世間でよく使われているマーケティングに使える心理学をご紹介したいと思います。

世間でよく使われているということは、効果が見込めるということですから知っておいて損はありません。

何気なく使っていたりするかもしれませんが、原理を知って使うのとそうでないのとでは大きく違うものですよ。


錯覚を利用したシャルパンティエ効果

シャルパンティエ効果とは、心理的錯覚を利用した効果です。

有名な例としては、小学生向けのクイズなどでよく使われる「綿1キロと鉄1キロとどっちが重い?」というのがまさにそれですね。

もちろん、読者の方にこれに引っかかる人はいないと思いますが、一見鉄1キロの方が重く感じますよね。

このように、人間の常識下にあるイメージを利用して、感覚的に錯誤を起こしてしまう効果をシャルパンティエ効果と言います。

あ、ちなみに、どっちも重さは同じですよ。


「〇〇」1000個分の「▲▲」

これを利用した一般的な例ですぐに浮かぶのが、東京ドーム比較です。

東京ドーム何個分の広さ、のようなものが代表的ですが、25メートルプールなどもよくつかわれます。

たとえば0.4ヘクタールの土地があったとして、これを25メートルプール10個分と表すあれです。0.4ヘクタールでは非常に狭く感じますが、25メートルプール10個分と言われれば常識下にあるプールの広さのイメージと相まって相当広大に感じます。

同じように、メトリニン(架空の化学物質)2.8ml配合と書くよりも、ニンジン1000個分のメトリニン配合と書いた方が大量に見えますよね。これなどはmlという単位の小ささも相まって、常識下にある単位の小ささと、同じく常識下にあるニンジン1000個の大量さが錯誤を引き起こし、大きなシャルパンティエ効果を生んでいるのです。


上級者向けの2段割引

シャルパンティエ効果を利用したものには、2段割引という方法もあります。

これは少し複雑なのですが、例えば60%割引の商品があるとします。

これを、「60%OFF」と表示するのと「50%OFF、更にレジにて20%OFF」と表示するのとどちらが効果的だと思いますか。これは言うまでもなく圧倒的に後者です。

実はこれには二つの常識が錯誤の原因として存在します。ひとつは「2回割り引く」こと、そして「50+20が70」であるということです。

前者はわかりやすいと思いますが、後者に関して「更に」という言葉が数字に絡むと人間は足し算の概念を想起するという常識を利用しているわけです。


まとめ

いかがでしたかシャルパンティエ効果。

よく見るやり方で、それくらいわかっているよと言われてしまいそうですが、原理を理解してないと思わぬ失敗をすることがあります。

たとえば、エレリン(架空の化学物質)2000ml配合をニンジン10本分のエレリン配合としては逆効果ですよね。またはデモスの実10万個分のエレリン。なんていうのもダメです。

前者は、数字の常識としてやり少なく感じてしまうからで、後者は、一般人の常識にないものと比べても意味がない、どころか胡散臭く感じるからです。

シャルパンティエ効果は、心理効果の中でもとてもよく効く効果です。

きちんと原理を知ったうえで上手に使えると、利益アップにつながる強い味方になるでしょう。ただ、誇大広告にならないように注意は必要ですよ。
(Writer:Yasu Nagao)

*ぜひ、以下の記事もあわせてお読みください。
【マーケティング心理学9】癒し効果で引き付けるベビーフェイス効果

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