投資家がお金よりも大切にしていること 藤野英人 レビュー

投稿者: | 2017年2月4日

お金

著名な投資家、ファンドマネージャー藤野英人さんが書かれた本、投資家がお金よりも大切にしていること を読んでみた。


著者は大学卒業後野村證券JP モルガンゴールドマンサックスなどを経て投資会社を独立起業した人。本書はその投資のプロが過去の体験を元に「お金の本質とは何か」の自分なりの結論を、一般人に語ってくれている本。投資を考える上での入門書的な位置づけにもなっていると思う。


著者は冒頭で、日本人の全体の傾向として、お金を貯めることしか考えておらず、貯めたお金を使って世の中と積極的なつながりを持つような活動ができていない、と現状に警鐘を鳴らしている。


そこで出てくるキーワードはやはり、投資。


著者によると、「投資とは、この瞬間にエネルギーを投入して、未来からのお返しをいただくこと」(P193)であるとのこと。そして、お金(もしくは自分の活動)をただ自分のために現金預金で貯める(自分のためだけに使う)だけではなく、それが活用されるように使うべきである。そしてそれは社会への貢献にもつながる活動である、というのがその主張の柱だ。


この他、

ほとんどの日本の投資会社が担当のサラリーマン運営者の宿命として、リスクを避けたTOPIX 型でしか運用していないという指摘(P168)や

日本には自分たちが本当は何を目指している会社なのか明らかにしていない、不真面目な真面目な会社が多いというような指摘(P153あたり)も参考になった。


タイトルはただ単にお金を貯めるだけではなく、それを使ってどう社会を良くするかを考えることが、我々に求められていることだ、という気持ちが込められているのだと思う。

筆者の投資家というポジショントークもあるだろうが、今までどちらかというと、投資というものに背を向けてきた自分としては、投資について考える良い機会になった。

日々のちょっとした買い物でも、自分のお金をどこに回したいのかを考えてみる。それは、未来をどうよくするかを考えるということである。自分の行動を変えてゆくきっかりになりそうな予感がしている次第。



あわせてこちらもお読みください:
株でゼロから30億円稼いだ私の投資法 遠藤 四郎著 エール出版社を読む

 

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