「できる人」が会社を滅ぼす 柴田昌治を読んでみた

投稿者: | 2016年11月3日

本日は、柴田昌治著さんが執筆された「できる人」が会社を滅ぼす をご紹介致します。

できる人

こちらの書籍はそのものズバリのタイトルで、「え?どうして仕事できる人が会社を滅ぼすの?」と素朴な疑問が湧くかと思います。むしろ会社を救う存在ではないの?と思う方もいるかもしれません。目次にも気になる見出しがたくさんあります。

・グローバル企業の管理職なのに、グローバルに関心なし
・「何かおかしい」に慣れてはいけない
・組織の「常識」にもの申せる人が会社を救う
・上司がすぐに答えを出すと、部下は自分で考えなくなる
・これからのリーダーが磨くべきは、「人に対する感度」
・異動できなくても、情報センサーを働かせることはできる
・「結論から言え!」型リーダーの問題点
・別の分野の知見を得れば、エキスパートとしての能力も上がる

上記の他にも盛りだくさんの内容で、まさにビジネスパーソンに必要な「気づき」が目白押し。お役立ちアンテナがピコーンと張り心のプッシュ通知が届きます。

個人的に私が一番気になったのは、「プレーイングマネージャーとして畑違いの部署に異動したら」の箇所です。

上司とはいえ畑違いの部署で、細い業務までわからなくて当然であり、周りも承知しているのに、ついついわかってるフリをしてしまう、これは一番いけないと丁寧に書かれています。そういった「攻めの人事」があった時にどう動くのか?がリーダーやマネージャーの腕の見せどころですね。もちろん書籍には多くの指針が示されているのでご安心ください。

ちなみに私は落語が好きなのですが、有名な落語で「転失気」にも似たような描写があります。ある日、意地っ張りで有名な和尚さんが、下腹が張って体調が悪くなり医者を呼びました。みてもらっていると医者から「転失気はありますか?」と聞かれました。わからないとは言えない意地っ張りですので、仕方なく知ったかぶりで「はい」と答えてしまった和尚さん。医者が帰ったあと、珍念が和尚に「転失気って何ですか?」と質問しました。すると和尚は「教えてやるのはわけはないが、お前は何でもワシに聞くから、たまには自分で考えろ、自分の言葉で御隠居にでも聞きに行きなさい」といいます。もちろん和尚も転失気がいったい何なのか知りません。珍念に聞きに行かせて知りたいのです。物語には多くの人が登場し、珍念から質問を受けます。実は転失気とは医師の業界用語でオナラの事なのですが、当然みなさん知りません。「友人に貸しているから今はない」、「あれは本当に便利だよね!」と、皆が知ったかぶりでテキトーに、面白く、滑稽に答えるという古典落語です。


落語は三百年ほど前から続く文化だと言われていますが、遥か昔から題材に上がるような失敗談なのかと純粋に思いました。

また、子供からみたママの魅力の調査でも、何でも出来る完璧ママよりも、おっちょこちょいで少しドジなママの方が好感度は高いようです。

今回の書籍と、上記の落語とママの好感度調査から考えてみますと、仮に新しい部署で細かく業務がわからなくとも、「何でもわかってるぞ!」と完璧を装う上司よりも、業務を細かく知る部下に、詳細を確認するような上司のほうが、人間味があり信頼関係が上手くいくと思いました。何でもかんでも出来る人間なんて、実はいないと思います。恥ずかしがらずに、弱みもさらけ出せる上司のほうが、上司と部下の関係がうまくいくかと思います。ぜひ読んでみてください!  @カイト


*ぜひ、以下の記事もあわせてお読みください。
鋼のメンタル 百田尚樹著を読んでみた

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