不格好経営―チームDeNAの挑戦を読んで、かなり格好良く思えた件

投稿者: | 2016年10月12日

DeNAの創業者である南場智子さんが執筆された「不格好経営―チームDeNAの挑戦」を読みましたので、皆様にご紹介いたします。


DeNAはご存知のとおりプロ野球チーム 横浜DeNAベイスターズと、アプリ等のプラットフォーム「モバゲー」の経営で有名な会社です。執筆された南場智子さんはマッキンゼーでパートナーまで上り詰めた超絶のエリートです。そのエリート中のエリートが仲間とDeNAを起業しました。現在では資本金は100億を超え、連結で1424億1900万円(15年度)を売り上げる大企業です。


そして、書籍のタイトル「「不格好経営」とありますが、個人的にはどこも不恰好ではないなぁというのが本音です。


よくあるITベンチャーの起業では、当然ながら資金難が一番最初に襲ってくる悩みであり、そして自社サービスのみでは黒字化できないため、持ち帰りの委託仕事を大手の孫請けあたりの会社から受注します。寝る時間を削って自社開発、持ち帰り仕事の開発、自社開発、持ち帰り仕事の開発と、この2つの連続から疲弊していきます。

そして出資先となるかもしれないベンチャーキャピタル(VC)との打ち合わせが決まり、打ち合わせ参加への準備と、その準備のための擦り合わせを仲間と行い、VCから出資を引き出すため、「自社サービスの若干の方向転換」で喧嘩したり悩んでみたり。そんな小さなベンチャー起業ですら不恰好ではないと思います。美しい苦労を重ねて目標に近づくのはむしろ格好がいい。


こんな小さな起業とは正反対のDeNAの起業、不恰好というのは大きな謙遜かと思いました。では、面白くない書籍かと思うと、実に面白い。大手マッキンゼーでのパートナーという「成功者の立場を捨ててまでも起業する」という視点で読めば、何て勇気のある方なんだと関心させられます。つまり、南場智子さんが観ている先が、優秀な人であるからこその視点というか、我々一般人よりも高次元なのです。(さすが元ハーバードビジネススクール!)


書籍の中では面白おかしく貧乏ネタも登場します。特にトイレのお手拭きに関してのページは秀逸です。全体を通してウィットに富んだ文章/エピソードが入っており、読んでいて疲れないのと、あえて映画的タイトル的に書くならば、「ハーバードビジネススクール出身の一流ビジネスパーソンが、マッキンゼーを飛び出して、起業した場合の苦労と成功100のこと」というような流れです。また、「不恰好」というタイトルだからこそ、現在のDeNA社の成功が特に引き立ち、「えー、全然不格好じゃねぇよ~むしろすっげーよ~」と思わせています。では、自分には何が出来るだろうかと考えさせられました。そして思い出したのが「あぁっ!また盗まれてるぅ~」というCMの言葉でした。


この書籍は誰でも簡単にできる起業術というのとは正反対の書籍であり、一流のビジネスパーソンでも自身を不格好と言わしめるくらいにビジネスは奥が深いという事を再認識させられます。私がこの書籍から何を盗むのか?と考えたら、「人を信じて仕事を任していく」ということと、「利益よりも最優先事項」があるという事を忘れないようにしたいと思いました。 @カイト



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不格好経営 チームDeNAの挑戦 南場智子を読んでみた。


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