H.I.S.机二つ、電話一本からの冒険 澤田秀雄著を読んだ

投稿者: | 2016年10月2日

H.I.S.澤田会長の本、H.I.S.机二つ、電話一本からの冒険を読んだ

この本は、「旅行ビジネス」という名の冒険(ベンチャー)という名前で出ていた単行本を新書にしたもの。この旧タイトルがよく物語っていると思うが、起業の過程が旅になぞらえ記述されている。

旅

澤田さんが、旅行ビジネスを始めた経緯や、いかに業容を拡大してきたか、どんな考え方でビジネスをしてきたかを読むことができる本。ベンチャーの旗手と呼ばれた人だけあって、これからベンチャーをやりたい人へのアドバイスも満載だった。

・黒字経営

・信用を維持するために、パートナーとの約束は必ず守る

・口コミ情報の重視

・トレンドを踏まえた企画作り

等々、いずれもそんなに特別なことをやっているわけではないが、いかにうまく実施するか、そのコツを読み取りたいところだ。



以下、今回刺さった文章を抜粋。

結局、私が旅から帰ってつくづく感じたことは、何事も自分で確かめてみなければ、本当のことはわからないということだった。 P17

企業が伸びていくための企業戦略の方向性は自社が置かれた客観状況を、正しく理解した時から作られていく。では、具体的にはどの方向に進み、どのような事業計画を立てたらいいのか。最も基本的で重要な、事業の進むべき道を設定しなければならない。 P66

小さな力を分散させるより、今ある六の力を一つの事業分野に集中させて、全力でその事業を開拓していくほうが、事業の推進力も競争力も強くなり、その結果、市場における発言力が増し、より優位にビジネスを展開できるようになるのだと考えている。 P72

ビジネスの世界で取引するのは、どちらもプロのビジネスマンでなければならないのだから、一度口に出して約束したことは、どんなことがあっても履行しなければならない。 P80

販売能力や販売実績というものは、自分自身の手で作るものだということだ。誰かがくれるものでもなく、誰かが販売の道筋を用意してくれるものでもない。自分の努力と工夫によって、新たに作るものに他ならない。 P84

営業業務の第一線において最も大切なことは、いかに自分がやる気を持って仕事に体当たりできるかという1点に集中している。 P95

市場動向の半歩もしくは一歩先を読みながら新たな企画を仕掛けていくことは、何よりも仕入れコストの安い新商品の開発を可能にする。
・・・
もし他社よりもいち早く旅行のトレンドをつかみ、新商品を仕掛けることができれb、自社にとって有利な条件で、独創的な企画を立案、実施することが可能になるのである。
・・・
時代のトレンドを読みきる目こそ、企画力そのものである。    P131

全体の企業力の弱い会社が、社員に形式的な職務分担をさせることにより、さらに弱体化してしまう。10人が全員一丸になって利益を稼ぎだす営業業務に突進した場合と、10人のうち2人だけで営業を展開するのでは、おのずと競争の勝敗は明らかである。  P150

人はとかく自分とウマの合う、意気の通じる人間をそばに置きたがるが、もう一歩深く考えを進めると、本当は自分にとって苦手な人間こそが、身近に最も必要なことがわかってくる。・・・今後ベンチャー企業として事業を成功させようとしている人たちも、是非肝に銘じて覚えておいて欲しいことだ。  P160

運のある人とつきあう、運のある会社とつきあう。私はこれを、ビジネスにおける大切な処世術であると考えている。ときには運のある場所といった考え方もできる。 P205

自分自身を変えるのは、自分自身でしかない。逆境を転じて好機に変えるのも、ちょっとしたつまずきで谷底まで転落するのも、すべては自分自身の判断と、思考態度で決まってくる。マイナスをプラスに転じるプラス思考こそが、ピンチをチャンスに変えるのだ。  P211

若い人はとにかく、努力と忍耐と自分を励ます自信を持ってほしい。自分を動かし、自分を変えることができるのは、自分自身だけなのだから。 P221

成功できる起業家には何が求められるのだろうか。私は自分自身の企業経験を通じて、次の5点を指摘したい。
1.時代のニーズを味方にしている。
2.志をしっかり持っている。
3.顧客志向が徹底している。
4.グローバルな思考ができる
5.チャレンジしながら継続する
P234


H.I.S.の場合、トレンドにのることにも、企画等に時代のトレンドを反映させるのも、運を味方につけるのも、うまくできたからこそベンチャー企業の難しい時期を抜け出すことができたのだろう。

この他にも、いかにお客さんと接客し、ニーズを捉える努力をしたか、仕入れ先をどう開拓したか、組織をどう作ったか、参考になる記述が盛り沢山だった(私自身はそのニーズを探すという部分が1番必要な部分かもな・・・と思った次第。)。

自分の場合はどうするのか?思考するために、そして少しばかり元気をもらうために折に触れて読み返したい本だ。

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