私がよく読み返すあの有名企業家の創業ストーリー選

投稿者: | 2015年6月7日

仕事でちょっと行き詰まった時や少々気落ちした時などに、本を読んで励まされる
ことは多い。よく読み返す、あの有名企業の創業ストーリー本をまとめてみる。

私のウォルマート商法 サム・ウォルトン


世界最大の小売チェーン、ウォルマートの創業者サム・ウォルトンの創業記。”副題はすべて小さく考えよ”でこれは1店1店にブレイクダウンして戦略を考える、といったことで実践されている様子。

あの巨大企業がどのように作られていったのか、契約書を十分に読まなかったためにうまくいっていた店舗の撤退を余儀なくされた創業初期の失敗なども含めて詳細に書かれていて、面白い。

個人的に一番参考になったのは、サム・ウォルトンが徹底的にストア・コンパリズンという競業調査を行っていたということ。これは分野は違うけど自分が携わっているビジネスでも是非実践してゆかなければと刺激になった。

P5
私の人生でとくに際立った特徴を一つあげるとしたら、それは競争に対する情熱であろう


また、出資をさせるなど、従業員をパートナーとして遇し、主体性を持って仕事をしてもらう仕組みを作り出したことなど、巨大企業をハリボテにしない仕組み作りも参考になった。

P218 (ウォルマートの本当の成功の秘訣には)経営陣と全従業員との間によきパートナーシップを築いたことである。


ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記 鳥羽博道著


これも個人的に何度も読み返している本。身一つで上京した赤面症の青年がいかに真剣に商売に取り組んで、あの巨大チェーン店を生み出したのか。”危機感”を持ちながら、その時々で徹底的に考え、どう商売を進めてきたのか。

タイトルそのままに商売の取り組み方や心意気を教えてくれる、座右の書。同じことはできなくても、同じような心意気で仕事に取り組みたいと思わせてくれる本。

p49
自分の存在を脅かす強敵が現れたら、いかに全勢力を注いでそれを退けるか。もし、全勢力を注がずに負けてしまったら、川の真ん中の流れを譲ることになって、相手が川の真ん中をとうとうと流れていくことになる。それを黙って見ているのは屈辱に他ならない。だから、常に全勢力を注いで戦っていかなければならない。ドトールコーヒーの歴史というのは、まさにその繰り返しと言うことができるだろう


若かったらこんな商売をしてみないか 櫻田 慧著



モスバーガーの創業者の櫻田氏による本。副題は成功率93%モスバーガー・チェーンの秘密。1979年ということだから、まさに私が生まれた頃に書かれた本だと分かる。(その後35年近くたったが、マクドナルドの業績不振があらわになる中でもモスバーガーは非常に好調というのはご存知の通り。)

この本にはモスバーガーのフランチャイジー募集の目的もあるのだろうが、日興証券を辞め、資金を集め、本場のアメリカに何回か通いながら商品を作り、店舗の契約をする、その中で仕事のやり過ぎで倒れそうになっったり、家族をかかえながら、借金に関連して家を売るような厳しいシチュエーションについて書かれていたり、部下から突き上げをくらったり、と創業期の七転八倒の様子がリアルに伝わってきて面白かった。

また、どうやって仕事の同志を作ってゆくのか、といった部分についても参考になった。

こういった経営者の本、いずれもある段階では、廃業寸前になったり、大きな借金を背負ったり、信頼していた人の裏切りがあったりと、底を経験したが、自分という人間を売り込み、諦めずに強い心を持ってそこから立ち上がってきたというのは共通項の様子。

全体的に真似することはできないだろうけれど、その心意気等、学ぶところは非常にあると感じている。これからも折に触れて読み返すことになりそうだ。


本田宗一郎 夢を力に


一介の自動車修理会社から、自らの技術力で世界的な自動車メーカーを作り上げた、本田宗一郎の日経『私の履歴書』掲載文章を中心とした各種文章をまとめた本。戦前戦後の混乱期に日本の代表的な技術ベンチャーがどう作られたのか、時代背景などと一緒に立ち上げの七転び八起きの様子と、本田宗一郎の型にはまらない個性と、名参謀である藤沢の経営戦略、後継者の育成、等所々なるほどと思わされる記述多数。

本田宗一郎が敗戦さえも逆手にとって業容を拡大させることに成功していたことや、四輪自動車への参入が最も遅れたホンダが、如何にして2番手まで上り詰めたのか、など面白かった。

個人的には、以下の耳学問の部分が、書物により過ぎている自分の戒めとして響いた。いささか極端だとは思うけど。

P234
僕は本を読むのが嫌いだ。極端な言い方をすると、本というものには過去のものしか書かれていない。僕は、本を読むとそれにとらわれてしまって、何だか退歩する様な気がしてならない。
 
大体、僕の人生は、いわゆる見たり聞いたり試したりで、それを総合して、こうあるべきだということで進んできた。
 
もし分からないことがあって、そのために本を読むんだったら、そのヒマに人に聞くことにしている。

 

→関連書籍
・本田宗一郎との100時間 城山三郎
 
名手による本田宗一郎密着記事

・経営に終わりはない 藤沢武夫
 
ホンダの経営を担った名経営者による実践経営論

成功はゴミ箱の中に レイ・ロック

マクドナルドを世界的な大企業に育て、世界一億万長者を生みだしたとされるレイロックの自伝。52歳からはじめ、悪戦苦闘しながらも決してあきらめず、大成功をおさめるその様子は、あるべきビジネスマンとして非常に参考になるし、そのアメリカンドリームには非常に励まされる。



H.I.S.机二つ、電話一本からの冒険 澤田秀雄

H.I.Sの創業者澤田秀雄さんの本。あのH.I.Sがいかに大きくなってきたか。時代の流れをとらえ、新しい企画で顧客のニーズをとらえる。まさしくベンチャー企業の創業ストーリーということで非常に面白かった。これからベンチャーを興したい人へのアドバイスなども満載。

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ビジネスマンは35歳で一度死ぬ 鉢嶺登

ネット広告の大手、オプトの創業者鉢嶺氏が、自らの創業経験を踏まえて35歳以下の若手をメインターゲットとして書いた本。タイトルはある人材紹介会社の担当者の「転職市場では35歳が定年なんです」という言葉。
 この35歳定年を念頭に、いかに自己投資をし、35歳も生き残り、ビジネスマンとして発展してゆくか、ということが書かれている。キーワードは「ゴールをつくる力」「リーダーの力」「伝える力」「読書の力」「失敗の力」「貢献の力」「肉食の力」の7つ。

なぜ、将来を約束された大企業を辞め起業したのか、起業してどう自己投資をして会社を伸ばしてきたのか、オプトを襲った大企業病とは?等々中々興味深い。





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