ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント 藤田勝利著を読んでみた

投稿者: | 2014年4月13日

先日のプロフェッショナルマネージャー わが実績の経営に続いて、マネジメント系の本を手に取ってみた。会計だとか戦略論だとか、個別論に落ちる前に学ぶべき全体を効率的につかみたい、と思って購入したのが以下の書。

ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント 藤田勝利


「マネジメント」の原理原則を追い求めて、クレモント大学院大学のドラッカー・スクールで学び、その後ベンチャー企業でマーケティングや新規事業開発等に従事し、コンサルタントとして独立した筆者による、マネジメントについての本。

全体としてやはりドラッカーの理論をなぞる本という感じはあったが、ドラッカー・スクールでどんな教育が為されているのか、筆者が企業でどんなスタイルのマネジメントを実践してきたか、そんなことを学ぶことができて有益だった。

このドラッカースクール、MBA課程なので、「会計」「財務」「戦略」「組織行動」「統計」「情報技術」などの授業設定がある(P3)が、それぞれがマネジメントとのつながりを強く意識して展開されるのが特徴だとのこと。


本書ではケース的なものが提供されており、具体的にイメージしながら、それぞれのテーマ自体とマネジメントとの関係性を意識しながら読むことができる。

ドラッカーのマネジメントの定義はもちろん、
マネジメントは、その組織だからこそ果たせる特有の指名を明確に定義して果たし、その事業を通じて働く人たちをいききとさせ、社会の問題を解決していく、そういう存在でなくてはならない
 p60

セルフ・マネジメントの重要性や
マネジメントで成果をあげるためには、まず自分の考え・感情・行動を統制し、様々な心理的ストレスや困難な問題に対処できることが必要 P42-43

「人間主体」の考え方等々、
ドラッカー教授の経営理論の根幹は、「人間主体」であるということです。すなわち、マネージャーや現場で懸命に仕事をする人たちの「考える力」「発想する力」を軽視せず、ますそういった人間の力を土台にしようということ P97

諸々参考になるところが多いが、個人的にはマネジメントが単なる管理ではなく、創造的な営みであるというメッセージが心に響いた。

ドラッカーの理論に再度触れるいい機会になった。それなりにボリュームがあるが、結構読みやすくてよかった。
折を触れてドラッカーの本も読みなおさなきゃ、と再度考えた次第。

目次:
第1章 「セルフ・マネジメント」から始まる
第2章 マネージャーは何をめざすのか
第3章 マーケティングの本質――顧客創造的な会社とは
第4章 イノベーションという最強の戦略
第5章 会計とマネジメントの「つながり」
第6章 成果をあげる組織とチーム
第7章 情報技術とコミュニケーションについて本当に大事なこと


【関連おすすめ書籍】
仕事の哲学 P・F・ドラッカー 上田惇生著を再読 20090809
もしドラ(岩崎夏海著)を読んでみた 本当に分かりやすいドラッカーの入門書 20100424
孫正義「規格外」の仕事術 なぜソフトバンクは逆境でこそ強いのかを読んでいる。 (三木雄信著) 20101229




【Follow! me】

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でBusinessReminderをフォローしよう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です