ビジネスをつくる仕事 小林 敬幸著 今の時代のビジネスの作り方を学べる本

投稿者: | 2014年1月13日

ブックオフオンラインでずーっと登録していたのだが、なかなか価格が下がらず、ついに根負けしてほぼ定価で買ってしまった。それだけ人気だということだろうと思う。

本書ビジネスをつくる仕事は、お台場の観覧車作りやライフネット生命の立ち上げなど、三井物産で数々の新規事業立ち上げに従事してきた筆者による、新規事業の指南書。


基礎編・応用編・実践編に分かれいる。簡単に章立てと一緒に内容を紹介すると、

■第1部 基礎編
第1章 心ービジネスをつくる喜び
第2章 姿勢ーよく見て、どこでもやる
第3章 手順ー育ち方を見る

ここはビジネス立ち上げの心構えが事例などと一緒に書かれている。

例えば、P46あたりの昭和の頃の事業アプローチ(昭和的アプローチ:追いつき型高度成長期の方法)の限界を言っている部分、時代をとらえ、世の中の状況をよく見て、適切なアプローチを取ることの重要性が語られてる部分などが参考になった。


■第2部 応用編
第4章 運ー機会を見て、偶然を取り込む
第5章 お金ーお金の流れを見て位置取りする
第6章 お客ーお客を見て、価値を提供する

ここは、特に偶然を取り込むの部分が面白かった。

参照センテンス:p90
新規事業は、理詰めで探し当てて目的を達成できるようなものではなく、よくわからない領域で、どうしても運とか偶然に左右されながら探し当てるものだ。

参照センテンス:P114
有限の能力しかもたない人間が、無限に変化する環境に対応するには、将来を完全に予測することが不可能であることを前提としたうえで、予測できない多様な状況に対応をできる力を蓄えることが大切なのである。

第5章のお金の部分については、遊園地ビジネスと、その中の観覧車のアトラクションのビジネスの違いについて語っている部分。数字の予測がつきやすいビジネスと付きにくいビジネスの違い、というような視点も参考になった。

第3部 実践編
第7章 人ー人を見て組織を動かす
第8章 時ー時代を見て、時代を超える

第8章については、これからの時代に必要な発想は、社会との対話であるという指摘している部分は、”ソーシャル”をこう捉えているのか、となかなか新鮮だった。ここは、今後の会社のあり方を考える上で参考になりそうだと思った。

参照センテンス:P114
よくできたソーシャルとは、小さな社会(コミュニティ)における発案者と一般人とで、異文化の双方向の深い交流を上手に行い、かつ、その成果を大きな社会に見せるものだ。

私自身、新規事業立上げに従事したことも複数あるので、その不確実性ゆえの難しさということは、多少理解しているつもり。

著者は時には立ち上げメンバーとして、また時には資本参加の担当者としてビジネスの立ち上げに従事されてきていらっしゃる様子で、様々な視点からビジネスに必要な考え方が書かれているので、第一線の商社マンの新規事業マインドはこんなものか、、、と感銘を受ける部分も多かった。

折に触れて読み返してみたいと思う。

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