プラットフォーム戦略 21世紀の競走を支配する「場をつくる」技術を読む

投稿者: | 2010年9月23日

フォローしている方が推薦されていたこともあり、表題の本プラットフォーム戦略 21世紀の競走を支配する「場をつくる」技術 平野敦士カール アンドレイ・ハギウを読んでみた。


最初は、タイトルとその本の厚さから、結構読むのに時間がかかるかな・・と想定していたが、意外と早く読めた。かなり平易に分かりやすく書かれた本だと思う。


プラットフォーム戦略
プラットフォーム戦略平野 敦士 カール アンドレイ・ハギウ

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著者の一人の平野さんは興銀を出て、ドコモで「おサイフケータイ」を作り上げた立役者だとのこと。この時の経験もあり、”アライアンス”だとか”プラットフォーム”といった概念を日本で普及させる伝道師的な役割を果たしている方だ。


全体として参考になったのは、プラットフォームの構築のための9つのフレームワークの部分(P62)もそうなのだが、個別の企業がプラットフォームというものについて検討する場合には、プラットフォームに参加する、他社の作ったプラットフォームにのる、あえてプラットフォームにのらない、といった選択をどうしてゆくべきかという部分の言及があることだと思う。プラットフォームを作る、という単眼的な思考じゃないのがいい点だと思う。


・・・具体的なプラットフォーム戦略がないままにプラットフォームに参加することは、プラットフォームの力を自らが高めるだけになってしまい、いつの間にか自社の顧客基盤すらも失ってしまう危険があることに、多くの企業は気がついていません。(P144)



上記の他には、ノキアが約40%の市場占有率を持ちながらシンビアンという携帯用OSのプラットフォーム戦略構築で失敗したこと。


Facebookはオープン化でGoogleを抜いたが、その対抗策として、Googleは複数のSNSサイトで共通に使える開発プラットフォームを提供する戦略、オープンソーシャル戦略を打ち出し、対Facebookで攻勢に出ていること。


なども興味深かった。最新のプラットフォーム競走について理解するのを助けてくれる本であると思う。


個人的にはプラットフォーム系の事業も仕事でちょっと関係していること、あとは最近mixi、GREE(、さらにはFacebook)のSNSプラットフォーム競走が激しさを増しつつあること等もあり、この本の内容を頭に入れながら、現在のプラットフォーム間競争のについて理解を深めることができればと考えている。


 

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