負けてたまるか! 若者のための仕事論 丹羽宇一郎著を読む

投稿者: | 2010年4月29日

先日教育テレビの勝間さんの番組で、伊藤忠相談役の丹羽 宇一郎さんが取り上げられていて、昔読んだ丹羽さんの著書を読み直してみたり、それらのAmazonの口コミを読んだりしていたのだが、その時存在を知ったのがこの本、負けてたまるか! 若者のための仕事論 (朝日新書)だった。


負けてたまるか! 若者のための仕事論 (朝日新書)
負けてたまるか! 若者のための仕事論 (朝日新書)
朝日新聞出版 2010-04-13
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おすすめ平均 starstarこの本は、若者のための仕事論です

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内容としては、今まで丹羽さんの本を読んできた自分としては、いい復習になる、といった感じ。

ところどころ、「なるほどー」と参考になる部分があった。毎度のことながら、厳しいながらも温かい感じがして、とても励まされる。




少し抜粋するとこんな感じ。

・ちなみに私がどういう部下を評価するかというと、任せた仕事を私の予想以上にしっかりと心配りをして、仕上げてくる部下です。・・・・・・私が言い忘れたことや、言おうと思っていたことまで手抜かりなく、完ぺきに仕上げてくる部下は、私だけでなくすべての上司が信頼し、評価するでしょう。  P38-39


・アリ・トンボ・人間になれ
 アリ:泥にまみれて働けるか
 トンボ:複眼的な広い視点で物事を見ることができるか
 人間:血の通う、暖かい心を持った人間になれるか
 p60‐61


・会社員の財産は、上司や同僚、友人など、仕事を通じて培われた人間関係です。 P62


・組織の論理として、能力のない人間に厳しい仕事をさせることはありません。 P75


・巨人軍川上氏の言う練習の三段階
 第一段階:基本練習をとことんやる
 第二段階:倒れて疲れてもまだ練習を続ける
 第三段階:「三昧境」 疲れを超越して無我の境地に至る
 p85-86


・読書は、私たちにたくさんのことを教えてくれます。想像力、論理的思考、大きな喜びや感動、世間の常識、世の中を洞察する力、自分では得られない経験に基づく見識・・・・。 P95


・私の場合、濫読は一冊一時間もかかりません。まずは目次や帯などを見て、だいたいどんなことが書いてあるのかを把握する。その後、ページをパッパッとめくっていくんです。  P103


・知識を詰め込むだけの読書と、私のいう読書の一番の違いは、「想像力」の有無です。そもそも読書とは想像力を育てるものです。 P121


・「丹羽君、君は自分の能力を自分で評価しているようだけど、自分の能力は他人が評価するものなんだ。自分でしちゃいけないよ。」 P153


・人は自分の心の鏡です。 P173


・先に私は、人は自分の心の鏡であると言いました。それは顔つき、特に目に感情が表れて、それを敏感に察知するからです。嘘や好き嫌いといった気持ばかりでなく、生き方そのものも表れてきます。これはもうごまかしようがないのです。 P178


・私は教養というのは、相手の立場に立って物事を考える力があることだと思っています。 P190



この本は、「人は仕事で磨かれ、読書で磨かれ、人で磨かれる」という三つのテーマに分けて書かれているのだが、まさに仕事・読書・人間、それぞれについて筆者の哲学がビンビン伝わってくる。私のような丹羽さんファンはもちろん、そうじゃない人も一度手にとってその価値観に触れてみるといいんじゃないかと思う。 ほんと、日本の企業家として、本質的な意味で今考えられる中では最高峰の人だろうから。私の会社の社長がロールモデルを持て、というようなことを言っていたが、ロールモデルにしたい(目標にしたい)人物の一人である。



 

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