R25のつくりかた 藤井大輔著を読む ~リクルート式ユーザーインサイトのつかみ方とは??

投稿者: | 2009年8月9日

R25のつくりかた 藤井大輔著を読む ~リクルート式ユーザーインサイトのつかみ方とは??

いろんな方が書評で、いい本であると書かれていたこの本、R25のつくりかた 藤井大輔著を読んでみました。

R25については、昔とある信頼できる方から「あれは赤字なんだけど、やらざるを得ないんだよ」的な事を聞いておりましたが、実際どうなのか?そこら辺りも気にしながら読み進めてみました(まあ、どこにも儲かって儲かって仕方がない、ということは書いてないのですが、、、、)。

本文中でR25が、上から目線ではなく、読者目線で書かれているという話が出てきますが、この本も非常に読みやすく、最後まで興味を持ったまま短時間で読み通す事ができました。

いろんな所で書かれていますが、R25自体の創刊ストーリーもなかなかなかなか面白いんですが、やはりこの本で一番参考になったのは、M1層のインサイトのつかみ方の部分でした。

「今のコミュニケーションに求められているのは、表面上でしゃべっていることの、実はその内側にある本音をつかみ出して、そこをうまく形にしてあげることではないか、と思っています。」P188

単なるパネルを使ったアンケート調査を実施するだけでなく、グループインタビューを徹底的に行い、それを深堀することで表面上出てこない本音を教えてもらう、その一連の記述が非常に参考になりました。

インタビューで会った人の8割は新聞を読んでいると答えたが、実はその中でも時間がなくて読めていない人が多い(読みたいけど読めないとのこと・・・)ことがつっこんで質問する中で分かった、、、などなど。

リクルート出身の方の本、例えばくらたまなぶさんだとか、松永真理さんの本を読むとよく分かるんですが、この消費者の”きもち”や”ホンネ”のつかみ方という部分、リクルートの方は非常に鍛えられていますね・・・

少しでも勉強させてもらいたいと思います。

主題的にはこんな感じですが、私は、著者が獲得したM1層のインサイトの中で以下の記述も気になりました。第2章のM1層はホンネを語ってくれないの気に入った商品も人前では言えない、という部分で(彼らは疲れている、という文脈の中で)

彼らを疲弊させた原因の一つとして、インターネットという存在が間違いなくあると思います。・・・情報を大量に処理するのに疲れているのです。 P64

M1層は、騙されたくない、損をしたくない、傷つきたくないという気持ちが強い世代だ、と言われますが、背景には、あまりにも情報量が多すぎる、ということがあるのだと思うのです。いろんな情報を吟味して、常に「誰から見ても正しい」と認められないと傷つく可能性が高い。だから、それを避けようという意識が働くし、疲れてしまうのではないかと、僕は推察します。P66

なんというか、分かるなーというか、私も変わらないと思いました。どうでもいい情報も含めて、意志決定に必要な情報が多くなりすぎてしまったというのは、このごろつとに感じるところであり、その情報過多状態とどうつきあっていくか(インターネットとどうつきあっていくのか)というのはまだまだ解決策の見えない課題です。まあ、私の場合、R25を読めばそれが解決されるとも思えないのではありますが・・・

こんな感じですが、いずれにせよ、非常に参考になるいい本でした。また読みたいと思います。

 

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