仕事の報酬とは何か 田坂広志著を読む

投稿者: | 2009年7月5日

以前より著作を読ませてもらっているシンクタンク・ソフィアバンク代表の田坂広志さんの「仕事の報酬は何か」という本を読んでみました。

以前読んだ、「仕事の思想」と同じような内容が多かったのですが、改めてその復習になって良かったと思います。

タイトルの仕事の報酬とは何かということについて、田坂さんなりの考え方が詳しく論じられています。

結論的に言えば、仕事の報酬とは、金銭的な報酬というよりもむしろ、人間的な成長にこそある、ということが語られています。

田坂さん自身のビジネスマンとしての力量や人間力というのは、言うまでもないところかと思いますが、そうした人の思想ということで、100%とは言わないまでも、いろいろ抽出できることはあるんじゃないかなーと思っています。

さて、以下、参考になった言葉を抜き出してみます。

・2種類の報酬
 「収入」「地位」: 結果として与えられる報酬
 「能力」「仕事」「成長」: 自ら求めて得るべき報酬
P15

・「プロフェッショナルとして力をつける」ということに、「近道」は、無い。

いかなるスキルも、センスも、ノウハウも、テクニックも、仕事の現場での厳しい修練を通じて忍耐力を持って、粘り強く学んでいないかぎり、決して身に付くことは、ない。 P36

・職場において、仕事の「スキル」を学ぶことのできる、優れた「師匠」を見つけること。・・・「直伝」だから P51

・(「反面教師」という言葉の意味)他人の中にある「欠点」は、必ず、自分の中にも、ある。 P87

・優れた「共同作品」を創り出すためには、仲間との深い「共感」が求められる ・・・仕事の本質が、「知識創造」だから P109

・「人間としての成長」=「心の世界に処する力」
 「心の世界に処する力」=
  1.心の世界を感じる力
  2.心の世界に働きかける力 p129

・「心の世界を感じる力」というものは、何よりも、「自分自身の心の世界」を見つめることによって身につけることができる力である。 P135

・自分の心の世界を変える。そのことによって、我々は、職場の仲間の心の世界に働きかけていける P137

・(いかにして「人間としての成長」を得るかについて)「人間の心」と格闘すること

 (格闘とは)相手の心と正対し、相手の心を理解しようとすることです。そして、相手に心を伝えようとすることです。 P144

・我々の中に、その「目に見えない報酬」を見つめる力がなければ、我々は、決して、その「真の報酬」を得ることはできません。P169

こうまとめてきて、伊藤忠商事の丹羽会長の書いた「人は仕事で磨かれる」という本のタイトルが頭をかすめました。

”仕事を通じて、成長する。”当たり前なんでしょうが、私の場合は、まだまだだなと。

『人は仕事で磨かれる』 丹羽 宇一郎著を読む

本書や丹羽会長の本をてにとりつつ、さらにしっかり考えてゆかなければならないなーと強く思った次第です。


 

 

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