価格.com 賢者の買い物 カカクコムの起承発展 久保田正志著を読む

投稿者: | 2009年3月15日

ここ数日かけて、久保田正志さん著 価格.com 賢者の買い物 カカクコムの起承発展

という本を読んでみました。

この不況下でも、業績順調なあの価格.comがどうやって現在まで発展してきたかを追った本です。

著者の筆力もあるんだと思いますが、非常に読みやすかったです。

ちょっと美化された感じはあるとは思ったのですが、それを考慮しても、熱くなれるいい起業ストーリー

だと思いました。

価格.COM 賢者の買い物
価格.COM 賢者の買い物久保田 正志

日刊スポーツ出版社 2007-11-30

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目次(Amazon.co.jpより)

第1章 創業

第2章 発展

第3章 邂逅

第4章 展開

第5章 攻勢

第6章 上場

第7章 結束

第8章 再生

第9章 未来

・まず、創業者の槇野さんが、価格比較のサイトを作るまでに至った経緯が面白かった。

HTMLのタグがほとんど分からず、エクセルの表をフロントページに貼り付けてページを

作っていた、と聞いて、なんか親近感が持てた。

(起業する前の会社員時代にやっていた)量販店の価格調査をビジネスにしようとして、

量販店に行って価格調査をしたものの、店員に尋問を受け、恐怖を覚えて、ECサイトの価格調査を中心に

そえることになった、といった経緯も面白かった。

・価格.comの成功の原因は、価格調査という面度くさいことを、面倒くさがらずに

地道にやったことがその差別化につながったんだということが分かった。

これは”ぐるなび”を読んだ
時にも似たような感想を持ったのだけど。

・価格比較サイトというのは、リアルとの結びつきが大きい(具体的にはリアルの店舗にすごい影響力を

持ちやすい)モデルなんだなーということが分かった(もちろんこれは、価格.comに限らず、ガソリン比較の

gogo.gsとか、ああいうのを全部含めてそうなのだろうけど。)。

こう考えると、たかがネット、なんて言ってられない時代になってるんだろうなーと思った。

・最低価格を載せることにこだわったという創業者の槇野さんのこだわりなんかもそうなんだけど、

やはりユーザー視点を徹底していたことが、支持された原因なんだろうなと思った。

・また、広告宣伝等にあまりお金をかげず、堅実にコンテンツ作りに集中したことが競合と伍して勝てた

理由だったのだろうと思った。

・ネットユーザーは価格に非常に敏感である、という事実を早めに理解したことが成功につながった

大きな原因だったようである。これは私もネット広告に長年携わってきて感じているところだが、そこに

いち早く目をつけて徹底したことはすごいと思った。

・早くから掲示板を設け、当初は掲示板が祭り状態になるように仕向け、2ちゃんねるに取り上げて

もらえるようにするなど、掲示板の利用がかなりうまくできていたのだということが伝わってきた。

CGMメディアとして価格.comが高い評価を得ている理由が分かった気がした。

こんなところですが、ネット起業、サイトの力の高め方、CGMの有効活用、などの点から非常に

面白い本だと思いました。この頃読んだ本の中ではかなりお勧めできる一冊です。

【関連記事】
カカクコムのTrendSearchがとても高機能で使えそうな件(2010年12月24日)

 

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