2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? ひろゆき著を読む

投稿者: | 2009年3月9日

昨日今日と、ソーシャルメディアに関連した本を手にとってみている。



一つが、ウィキペディアで何が起こっているのかという本。ウィキペディア日本語版の

運営実態と、それが抱える問題点(数々の訴訟なども含めて)、あとはソーシャルメディアについての

考察、などを中心に書かれた本。

ウィキペディアで何が起こっているのか―変わり始めるソーシャルメディア信仰
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山本 まさき



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starウィキペディアとその裏で・・

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もう一つが今日取り上げる、ひろゆきが書いた2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?



2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)
2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)
西村 博之



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stars著者の友人として苦言を呈したい。

starsなぜ?

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stars頭の良

starsウエッブ進化論を読んだなら、こっちも読まなきゃ!



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ウィキペディアは非営利組織によって、2ちゃんねるはひろゆき個人によって(この頃

運営主体がシンガポールの会社、PACKET MONSTERに変わったというニュースがあった

が、)運営されているという違いはあるが、いずれもが成功したCGMサービスとして興味深い。





それにしても、Wikipediaで二つのサービスを検索してみたんだけど、

その記述が膨大であることに驚いた。。。 ネット社会について考察をするうえで、読んでおいて

損はしなそう(当たり前だけど、GoogleとかYahoo!とかの記述も知らないことがいっぱいあって

面白かった。)。



ウィキペディア
   |  2ちゃんねる


>


さて、本題の2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?に話を戻すと、



目次(Amazon.co.jpより)

[1.0]:まずは結論

[2.0]:ITのウソ

[3.0]:明るい未来への誤解を解く

[4.0]:対談 佐々木俊尚×ひろゆき

[5.0]:間違いだらけの法律

[6.0]:メディアと2ちゃんねる

[7.0]:対談 小飼弾×ひろゆき



ネットの動きを熟知しているひろゆきが、Google・mixi・YouTubeなんかについて

ばっさばっさと切っていくのが痛快。



ジャーナリストの佐々木俊尚氏との対談の部分にも出てくるが、

ひろゆきは本当に現実主義的であり(変にウェブの未来についてばら色に見ていたりしない)、

同じくこの業界で、ネットの動きに一過言を持つ梅田望夫氏が理想主義的なのとは正反対で面白い。



ちなみにタイトルの「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」だが、その本質が

2ちゃんねるが、ひろゆきという人間により日本で運営されており、公権力にとっても管理が

及ぶので、都合がいい、というのがその理由だと考えているとのこと。



それ自体理由としては納得がいくんだけど、シンガポールの会社に身売りした今となっては、

若干その”権力が及ぶ”という部分は見直しが必要であり、今後どうなっていくのかが非常に興味深い。



冒頭にひろゆき自身が書いているように今後のネットの動きをつかむ上で、非常に示唆に富む

本である。



<以下、キーと思われる部分を抜粋>



・ではなぜ、2ちゃんねるが存在するのか。それはすごく簡単な原理で、単に2ちゃんねるほどの

 大きな掲示板を運営している人がほかにいないだけです。 P15



・こうやってグーグルを見ていくと、決して優秀な技術力のある会社ではなく、優秀な企画力と

営業力のある会社であることが見えてきてしまうのです。 P38



・ミクシィのすごいところは、技術的なものとはかけ離れ、グーグルと同じくブランド構築がうまかった

ところにあると思われます。 



「健全である」というイメージを前面に打ち出し、一般大衆に「この会社すげえ!」と思わせることが

うまかったとしか、言いようがないのです。



P41



・僕自身、ミクシィはすごくいいサービスだと思っていますが、上場したことがもったいなかったという

印象は拭えません。  P44



・(インターネットの未来について)本来の技術という面からインターネットを見てみると、普及し始めた

’95年 ’96年以降、目新しくて素晴らしいという技術はあまりないでしょう。

・・・・なぜなら、インターネットの基礎的な技術は、すでに開発が終わってしまっているからです。

P100



・(2ちゃんねると公共性ということで、戦前の新聞について語っている部分に続いてのひろゆきの発言)国民の手にできる情報のすべてがコントロール可能だったわけですね。そういう意味で言うと、今更新聞だけ変わっても、他の代替手段が多すぎますよね。 P128



・(メディアと2ちゃんねるについて語った部分で)メディア側が、インターネットでの出来事をどんどん報道

してしまうことで、リアルとインターネットの情報が蜜に紐付けされるようになり、結果的にインターネットの

出来事がリアル世界での常識とリンクし始めてしまったことは問題でしょう。  p168


・(集合知を疑え!の部分)正しいと思っていたインターネットの情報が間違っていたと気づいた人々が、再度新聞にもどってくるかといえば、微妙かもしれません。 P172





今日はとりあえずこの辺で。



 

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