「オンラインメディアでブランディング広告を」 “黒船”「Glam」日本上陸を読んで

投稿者: | 2008年11月30日

先週の動きでやはり気になったのは、Glam
の日本進出の記事。もういろんなメディアで取り上げられ尽くしているとは思うけど参考までに






それにしても今までネットワーク型の媒体ってのは、あったし、何を隠そう私も

そんな会社に勤めていたことがあるのだが、Glamの場合は、自社サイトもあって、

そこから各サイトに誘導するってのが面白いですね。



さて、今回は以下の記事に注目してみました。




「オンラインメディアでブランディング広告を」 “黒船”「Glam」日本上陸:MarkeZine(マーケジン)

<引用>

「『Glam.jp』を立ち上げる際に、数多くの広告主にヒアリングをしてきたのですが、

『ネット媒体には、自分たちのブランドが守れる媒体が少ない』『ユーザーのクリックが

ほしいのではなく自分たちのエモーショナルをユーザーに突き刺したい』といった声を

非常に多く耳にしました。グラムメディア・ジャパンでは、こうしたオンラインでの

ブランディングを目的とした広告主の声に応えるサービスを提供していきます」



 また、「従来のアドネットワークは『枠を集めただけ』ですが、グラムメディア・ジャパンは、

ブランド力のあるサイトと提携することで、『プレミアムなアドネットワーク』を形成します。

ブランディングを狙う広告だけを扱い、ダイレクトレスポンスを狙う広告は扱わない予定

です」と他のアドネットワークとの違いを強調した。

同社のアドネットワークに参画する全サイトを対象にした「グラム ネットワーク」のメニューの場合、

80万インプレッションで120万円(1インプレッション当たりの単価は1.5円)となる。

<引用終わり>



インターネット広告(特にディスプレイ広告)でブランディングができるのか?

これはずーっと語られ続けていて、賛否両論ある話題です。



いつも拝見しているsmashmediaの河野さん(オンラインメディアでブランディング広告は可能か
)

なんかは結構辛口。



<引用>

で、話を戻してブランディング。

最近になって、ネット業界(ってくくりは違和感あるんだけど)の人がよく「ブランディング」って

言ってるんだけど、あれどういう意味で使ってるんだろうね。ぼくのところに提案に来る人たち

には時々質問するんだけど、だいたい「露出」って意味でしか使ってないです。そりゃちがうだろ。

そもそもブランディングは広告がなくても成立する。広告は手段のひとつであって、

みんなが見てないネット広告は出す価値はほとんどない。ブランディングは空気作りが

重要なのでみんなが見てるかは超重要。

まあブランディングに携わってるマーケターってそんなにたくさんいないと思うんだけど、

ブランディングって製品やパッケージ、さらには店頭やECサイトの完成度、サポートスタッフ

の応対など、さまざまな要素の結果として残るものなので、ネット広告を出そうが出すまいが

あんまり大差ない。


<引用終わり>



たしかにネット業界の現場では、露出って意味で使われる場合が多いかも知れませんね、、、

また、広告だけで作り出すべきものではないことも確かですね。そ

れでも、、、ちょっとだけ言わせてもらうと。。。



私が考えるブランディングの定義は、

「企業のメッセージを、お客となりうる人に植え付けること」、

です、以下の文章ではそういう意味で使いたいと思います。



ちなみに結論から言うと、私はインターネット広告でブランディングはできる、というか

すべての広告(広い意味で言えば、販促物やウェブサイトを含む)でブランディングには

つながっているのだと思っております。



ただし、もう少し厳密に考えると

1.そもそもインターネット広告でブランディングができるのか?

ということと、

2.ブランディング媒体として効率的なのか?



ということがありそうです(前提としてのブランディングの意味が曖昧だということもありますが。)。



繰り返しになりますが、私は「ブランディングをユーザーに何かしらのメッセージを

植え付けるためのもの」だと考えておりますので、すべての広告(や販促物など)が

どの企業メッセージに接するユーザーに何かしらの印象を植え付ける結果になっており、

ブランディングにはつながると思います。



ただ、2に関して、本当にネット広告がブランディングに適しているのか?ということになると、

現状ではテレビや雑誌、交通広告などに費用体効果の面でも分があるのだろうと思います。



ただし、それはあくまでも現状であって、インターネット広告の表現力が上がっていったり、

ターゲティング力が上がっていけば、テレビや交通広告と比肩するようなブランディング上の

費用対効果を出せるのではないかというのが現在考えているところです。



話はやっとGlamに戻りますが、Glamが、オンライン上のブランディングメディアになる、

と言い切っている点、非常に潔さを感じると共に、新しいネット広告の価値観を切り開きうる

存在として注目したいと思います。



山村氏が広告主の声として紹介している』『ユーザーのクリックがほしいのではなく

自分たちのエモーショナルをユーザーに突き刺したい』という言葉。

ついにネットでもこういうことを考え得る時代になったのかと、少し感慨深いものがありました。

(もちろん広告主側のネット利用が進んできたということもありそうに思いますが、、、)



ネットだからこそできる、というようなエモーショナルな広告表現ってのは確かにあって、

また今後より一層そういったものが生まれてくれば、十分ブランディングといった用途にも



使いうるようになると思われます。



※それにしても結構強気の価格設定ですね。。まあ、ラグジュアリーを狙うなら、

少々高いぐらいがちょうどいいのでしょうが、、、。



なにわともあれ、Glamの今後に注目です。

 

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「オンラインメディアでブランディング広告を」 “黒船”「Glam」日本上陸を読んで」への6件のフィードバック

  1. 河野

    1 ■紹介ありがとうございます。
    河野です。記事の紹介ありがとうございます。
    たしかにおっしゃってる意味(定義)では、ネット広告でもブランディングは可能ですが、でもそれってすべての見えるもので可能という意味ですよね。
    なんだったら電話の保留音のようなものでもブランディングは可能だし、お客さん用トイレがウォシュレットかどうかとかだってブランディングに影響が出るわけです。

    そのことはまったく否定しませんが(むしろ100%同意です)、ネット広告に予算をつっこむ理由がクリアになってるとは思えません。

    このご時世、

    > 「ユーザーのクリックがほしいのではなく自分たちのエモーショナルをユーザーに突き刺したい」

    と本当に口にしてる広告主がいるんでしょうかね。アパレルや装飾品の高級ブランドなら、予算が余ってるのでしょうか。
    「クリック(CPC/CTR)よりも売上(CPA)がほしい」という声ならわかるのですが。

    もう少しいろんな方の意見を聞いてみたいところですね。そしてなによりGlamの今後を注目したいと思います。
    http://smashmedia.jp/blog/

  2. サトシ

    2 ■同意見です
    はじめましてサトシと申します。ブログをやっていないのでコメントで失礼いたします。
    河野さんのエントリを拝見し、反論?をコメントしようかと思ったらWEBMANさんがほぼ同意見のべておられたので勝手に親近感を持ってしまいました。
    個人的にはネット系の人間がディスプレイ広告を「ブランディング」ということには特に違和感を感じませんね。使う人間だって別にそれだけでブランディングが成り立つなんて思ってませんし、まして聞く側だってそうですよね。手段のone of themの位置づけとして捕えているということと、スポンサーサイドもこういう言い方を好む傾向があるからあえて使っているところはあると思います。

    上の河野さんのコメントについては、そもそも単一のメディアでブランディングを考えるわけではない訳で、短期的視点なのか、長期的視点なのか、目的は何で、ターゲットとそのインサイト、商材、コアメッセージなどによって、最適な(BTLを含め)メディアは何なのか、またそれらをどのように効果的に配置するのかということだと思います。
    結果必然としてその一つがネットかもしれないし、TVかもしれない。トイレのウォシュレットだっていいってことじゃないですかね。

    さらにいうなら私は山村氏の言葉は、クリックは手段であり、目的ではない。スポンサーは目的としてブランディング(エモーショナルを突き刺す)を成し得たいと思っているとおっしゃりたいのだと思います。そのためのツールの一つとして活用してくれということではないでしょうか?クリックは手段なのでその施策のシナリオによって比重は変わることになりますよね。
    WEBサイトの全てが獲得を目的としているわけではないですから。

  3. webman

    3 ■河野さん コメント有難うございます。
    コメント有難うございます。

    今回の一連のエントリー、非常に参考になりました。

    個人的には一番感心の強い分野なので、河野さんのお話しや広告系の方々のお話しなどもお聞きしながら、詰めて考えていきたいと思っております。それぞれの立ち位地で考えかたも違うと思いますが、論理的に分析できるといいですね。

    ちなみにGlamがメインターゲットとする広告主はまだまだ大手ネット媒体での広告展開が少ないと思います。

    これは河野さんのおっしゃるような規模感不足といった理由もあれば、掲載面の信頼性不足みたいなものもあるように感じています。

    ここら辺の状況をまた整理してブログに上げていければと考えております。今後ともよろしくお願い致します。
    http://ameblo.jp/webman/

  4. webman

    4 ■サトシさんへ コメント有難うございます。
    コメント有難うございます。

    非常に参考になりました。

    ブランディングの考え方の部分、おっしゃる通りだと思います。

    特に長期的な視点について言えば、ブランドはいろんな形での接触を通じて、ユーザーの心に蓄積されるものである、ということがあると思います。

    この辺の感覚があるかどうかがブランド力のある企業とそうではない企業を分けるような気がしてます。


    コメント有難うございました。また是非お立ち寄りください。
    http://ameblo.jp/webman/

  5. maxmax

    5 ■どうも!
    webのみだときついと思ってます。
    リアルと絡みが少なからず出てくるかと。

    今後の展開が楽しみです。
    http://ameblo.jp/maxmax/

  6. smashmedia

    Glamの話の追記(その1)

    Glamの話、もうちょっと思ってたことがあるので書いておきます。まあいつか見返し…

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