次世代マーケティングプラットフォーム 湯川鶴章著を読む

投稿者: | 2008年10月19日

お願いして献本いただいた湯川鶴章さん次世代マーケティングプラットフォーム

掛け値なしで非常に刺激的で、勉強になりました。有難うございます。



今後の広告の発展の一つの形を表していると思いました。



次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの

湯川 鶴章



おすすめ平均
starsまず「はじめに」を読まれたい。

starsこの変化が理解できるか

starsテクノロジーになる広告

stars次の潮流を確認できた

stars次世代マーケティングプラットフォーム



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★目次(Amazon.co.jp)★



はじめに


序章 広告の「終焉」と「周縁」

第1章 広告からテクノロジーへ

第2章 ネットに拡大するマーケティングプラットフォーム

第3章 リアルとネットの融合1 デジタルサイネージ

第4章 リアルとネットの融合2 モバイルウェブ

第5章 そして覇者なき市場へ

第6章 次世代マーケティングプラットフォームの課題

第7章 メディアと広告そしてすべての企業の未来

おわりに





本書の主題は、



テクノロジーの発展によって、従来型の広告はその役割が小さくなり、

代わってデジタル化、ネットワーク化によってウェブのマーケティングプラットフォーム(次世代

マーケティングプラットフォーム)が発展し、より顧客との「ワン・ツゥ・ワン」の関係に近いパーソナルな360度マーケティングともいうべきものが、導入されていくようになる、



というものと読めました。





本書では、これに関連して、パソコンのネットを中心とするテクノロジー企業同士の横連携と、それが可能にする

自動マーケティングの話やマーケティングプラットフォームの新しい形態として期待されるデジタルネージやモバイルの話などが語られております。





読んでみての感想ですが、



ウェブのマーケティングプラットフォーム化、デジタルサイネージやモバイルの進化による360度マーケティングの進展、これ自体は今後もますます進んでいくことは間違いないと思いました。


例としてあげられていたOmniture ジェネシスを使っての横連携の仕組みなどは、個人の直観ではありますが、

かなり作業も簡単そうで、検索連動型広告の管理等に慣れた人であれば、十分に使いこなせ

そうであり、ウェブを中心にマーケティングの精度を高めるものとして、はやりそうであると思いました。

(ウェブのバナー広告の効果測定などの部分は仕事上も参考になりました。)



また、JRの電車内の広告をはじめ、デジタルサイネージのような物の力は、普段から身近に

感じるようになってきています。



モバイルについては言うまでもありませんね。



そしてこれらが密接に連携して360度マーケティングともいうべき状況が作り出されるのも、

まったく違和感がありません。





ただ、同時に思ったのは、これらが代替していくのは、どちらかというと販促的なマーケティング

領域であり、広告というよりは、情報の部分(例えば、ディスカウントの情報など、)までで、積極的に

消費者の心の中に新しい価値のようなものを植え付けるような”広告”とは別の領域だ、ということです。



ワンツウワンに情報を最適化して届けることはできても、人の琴線に触れるようなクリエイティビティのある

広告の配信はできないと思います(Googleが少々前に広告の営業マンを増やしたのは、機械化できないクリエイティブ領域に対応するため、だとも聞いています。)。



ということで、確かに販促広告の一部は担うことになるのでしょうが、広告全般への影響力を持ち、

既存の広告領域を侵食していく、ということにはならないような気がします。



(ちなみに、ここら辺の記述は、「明日の広告」のP173あたりを再度読み直して、それも参考に書いてみました。)



・情報としての広告は代替できても、ユーザーのこころを動かしていく、だとか社会にインパクトを与えていく

ような広告は代替できない。



・そして、この代替できない広告の部分では、クリエイティブということがますます重要になってきている。

(ここは、ガ島通信さんの意見(「明日の広告」には書いてないこと
)に近いと思います。)



以上のようなことが言えそうです。





少しだけ否定が入ってしまって申し訳ないですが、本全体としては、近未来のマーケティングを見通す

ものとして非常に面白かったです。



とりあえず第一報として。もう少し深く読めるといいのですが、、、








 

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