木野塚探偵事務所だ 樋口有介著 創元推理文庫を読む

投稿者: | 2008年9月11日

創元推理文庫の木野塚探偵事務所だという推理小説を読んでみました。



本が好き!で献本いただいた本です。



同種の本を読むのは本当に久しぶり。自分の偏った読書歴を修正していくのに良いきっかけとなりそうです。



結論から言うと、推理小説なんでしょうが、セカンドライフの生き方だとか、熟年起業だとか、青春だとかそんなことを考えさせられるとともにユーモアいっぱいでなんだか元気をもらった気がします。





木野塚探偵事務所だ


  • 樋口 有介
  • 東京創元社
  • 672円

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書評
/国内純文学



主人公の木野塚氏は、警視庁出身で、警視総監賞をもらった経験もあり、

探偵として十分やっていけるだけのバックグラウンドがあると思いきや、、、

実は在籍中ずーっと経理担当で、警視総監賞もコンピュータの導入に関連して

もらったというように、事件的なものとは無縁で生きてきた人物。



しかも、結婚も「人生における最大の失敗」ということで、

踏んだり蹴ったりの人生を過ごしている、といった感じの人生でした。



ところが、そんなある日、一念発起して以前からあこがれ続けてきた私立探偵になることを決意。



新宿に事務所を構え、なんとか秘書も雇い、

なんとかいろんな珍事件の解決依頼を獲得し、なんとか円く解決していく。



そんなストーリーでした。





読んだ結論としては、冒頭で書いた通りなのですが、主人公の木野塚氏の心理表現が

とても面白くかけており、なかなか楽しませてもらいました。



氏の小説に出てくる探偵よろしくハードボイルドを追い求めようとするが、

何となく様にならない様子が滑稽でした(例えば、探偵のようにはタバコが吸えなかったり、、、など)。



ほろ苦い人生で苦闘している人にとっては、

何となく元気を与えてくれる小説だと思います。



心理描写以外にも、風景描写なども非常に丁寧に書かれており、感心しました。





最後は少し切なくなってしまったのですが、繰り返しになりますが、

全体としてはすごーく元気をもらった気がします。



続編もあるそうなので、機会があれば読んでみたいと思った次第です。


 

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