第2回大手町ビジネススクール「アンケートで市場は分かるのか」に参加してきました。

投稿者: | 2008年6月29日

昨日、OBII主催の第2回大手町ビジネススクール「アンケートで市場は分かるのか」に参加してきました。

第1回の「ビジネスに正解はない?」
に続いて2回目の参加です。








大手町ビジネススクールは、ポータルサイトgooニュースのボクナリ(β)「栗栖准教授のMBA進化論」
と連動した試みだとのことで、今回もこの栗栖准教授のMBA進化論第3話
第4話
の内容を題材に議論が行われました。





この第3話・第4話では、日の丸ソフトウェア社の新米課長久遠(くどう)さんは、コンサルタントの提出してきた市場調査のアンケート結果に疑問を持ち、「市場調査はアンケートだけではいけないのか? いったい何が足りないんだろうか。」という疑問を持ちます。





今回のビジネススクールでは、これを参考にしながら「アンケートで市場は分かるのか」という問いに対して

「分かる」派(ぐぅ~リサーチ)と「分からない」派(関係ネェー)に分かれて進められました。



まず、2つに分かれ、それぞれのチームが3つほど、自分たちのチームの論点を補強するための材料を提示し、

それに基づいて3人ずつが発言者として起って、「分かる」派と「分からない」派で議論する、という形でした。





私は、ちょっと遅く会場入りしたため、すでに「分かる」派の席があまり残っていなかったこともあり、

「分からない」派に所属することになりました。



そして、「分からない」派の3つの理由、「そもそも設問設計が完全なものができない」「誰が答えるか、その設定が難しい」「市場はアンケートをとった時点からすぐに変化してしまう」のうちの、「そもそも設問設計が完全なものができない」というパートをもう一人の方と一緒に担当しました。(ちなみに分かる派の論点は、アンケートで、相対的なポジショニングが分かるなどでした。。)








上記のようなシートにまとめたのですが(パートナーの方が

まとめてくださったんですが)、簡単にかいつまんで書くと、



・すべての回答者に質問の前提を理解してもらうのは難しい

(例えば、回答者が持つ質問に答えることもできないし・・・)



・お客の状況・前提は人それぞれ



・サンプルの代表性って信頼できるのか?



・前提条件をこちらから規定してしまう(バイアスがかかる)場合がある

(どうしても誘導尋問的なものになってしまう・・・)





そんな感じでした。





分かる派、分からない派とも、我々と同じようなものを3つ用意し、

いざディベートということになりました。







第2プレゼンのディベートの要旨。結構白熱していました。



分かる派・分からない派が、それぞれ主張を一つずつ出し合い、

それを元に全員でディベートし、最後に目をつむって全員で分かる派・

分からない派のどちらに分があったかを挙手する、というのを3回繰り返しました。



そして、最後に全体として分かる派・分からないはのどちらに分があったか、ということを

同じように挙手して雌雄を決する、という感じでした。



結果としては1票差で分かる派が勝利ということになりました。





個人的な感想としては、今回のような設問の場合、「アンケートで市場は分かるのか?」

といった時に、分かるとはどの程度分かることを指すのか? 市場とはどのように定義するのか?

(例えば、市場規模なのか、その中にある人間の心なのか、)といったことを考えると、

アンケートで市場はある程度は分かるのではないか」といったことになるのだと思います。



ですから、分かると言えば分かるし、分からないと言えば、分からないと言えると思います。

だから、分かる派・分からない派のどちらに属していても、結論に沿ってそれ相応の

議論ができたのではないかと思います。



1票差という票差もそれを物語っていたのではないでしょうか?



余談

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実は大学時代のゼミでも同様な経験をした覚えがありました(他大学との対抗ゼミ)。それは、

北大西洋条約機構(NATO)のコソボへの人道的介入の是非を問うもので、私の所属していた

ゼミは確か国際的な主権国家の枠組みを侵すもの?として反対の立場を取っていましたが、

対抗のゼミ(現在防衛大学の学長をされている五百旗頭いおきべ)先生のゼミでした。)の方は

人道的介入ということで、是という立場を取っていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





その中で考えたことは、アンケートが、第1回の「ビジネスに正解はない?」
で取り上げられた

SWOTなどのフレームワークと同じように、市場を理解するための指針を与えるものにはなるだろうと

言うことです。



ただし、それはあくまでも指針ではあると思います(念のため、、、)。ですから、アンケートを

やるに越したことはないし、その結果を如何に解釈していくかが非常に大切なのだと思います。







ちょっと長くなりましたが、今回も非常に有用でした。アンケートの有効性の話自体、一マーケッターとして考えておくべきことだと思いましたし、また議論の過程を通じて論理的な思考力やプレゼン力なども含めていろいろ学ぶべきところがありました。





次回も是非参加させてもらいたいと思います。




OBIIのブログ:

第2回OBS「アンケートで市場は分かるのか」終了しました








ちなみに、この頃この本を読んでいます。心酔する山本 真司さんの本です。

山本さんの言う「ビジネス・スクール・スキルを超高速で学び抜ける」ための

取り組みです。ビジネス・スクール・スキルをOBSに出席させてもらうのに合わせて

本などで補完しながら習得できればなどと思っています。



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カテゴリー: OBII

第2回大手町ビジネススクール「アンケートで市場は分かるのか」に参加してきました。」への2件のフィードバック

  1. KEMPFAR

    1 ■無題
    はじめまして、OBIIのトラバから来たものです。

    文中、五百旗頭先生の名前が出たのですが
    ひょっとしてイノシシの出る大学のご出身ですか(^ ^)?

    私も同学の出で、今はビジネスコンサルをやってる者です。
    今回のOBIIの企画をたまたま見つけて
    面白そうだったので是非出席したかったのですが、
    都合があって残念ながら参加はできませんでした。

    次回、機会があれば参加したいと思っていますので、
    ご縁があればそのときはどうぞよろしくお願いします。

  2. webman

    2 ■コメント有り難うございます!
    実は五百旗頭ゼミとはご存知の三商戦的な取り組みの中でご一緒させていただきました。私自身は東京の国立にある某大学でお気楽大学生でした。

    日経新聞の夕刊で五百旗頭先生が防衛大学長とお聞きしてちょっとビックリしました。。偉い先生なんだなと、、、

    コメント有りがとうございました。OBIIでお会いできることを楽しみにしております!
    http://ameblo.jp/webman/

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