明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 佐藤尚之著を読んで

投稿者: | 2008年6月20日

新聞書評や、ブログ界隈でかなり話題になっていた同書



明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 

佐藤尚之著 アスキー新書



を読んでみました。

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) (アスキー新書 45)
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佐藤 尚之



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目次(Amazon.co.jpより抜粋)


はじめに ~「なんだか小難しい時代になっちゃったな」とお嘆きの貴兄に



第1章 消費者へのラブレターの渡し方~広告という名の「口説き」の構造



第2章 広告はこんなにモテなくなった~変化した消費者と広告の20年



第3章 変化した消費者を待ち伏せる7つの方法~彼らと偶然を装って出会うために



第4章 消費者をもっともっとよく見る~コミュニケーション・デザインの初動



第5章 とことん消費者本位に考える~スラムダンク一億冊感謝キャンペーンより



ほか





筆者は超大手広告代理店のコミュニケーション・デザインを

主たる領域とするクリエイティブ・ディレクターとのこと。



コピーライター、営業、CMプランナー、ウェブプランナーと一通り、

経験されて今の肩書に到ってらっしゃるらしく、かなり広告業界に

精通されているのが本文からも伝わってくる。



一番感心したのは、かなりウェブについての造詣が深いこと。

ウェブ側の人間としては、やはり分かっている人は分かっているのだな・・・

というのが正直な感想だ。





全体を通して、基調となっているのが、サブタイトルにもある通り、

消費者が変化したという前提と、そういった変化した消費者といかに

コミュニケーションを取るか、ということ。





消費者の変化を促したものとしては、大雑把に言って

ネットの出現+情報洪水+成熟市場ということが挙げられている(p69)。





全体的にただのネット礼賛でもなく、消費者本位の

重要性が語られており、頷ける部分が多かった。





広告論の部分も参考になった。例えば、



商品のイイトコロを取り上げてアピールする「広告」は、

商品の真の姿を映し出してしまうネットとはもともと

まったく相容れないのだ (p69)



(グーグルのアドワーズ広告などを、単なるインフォメーションと

断じて)広告とは相手の心を表現で動かすものでないといけない。

(P174)



といった記述は広告の本質を捉えていると感じた。







筆者の手がけたスラムダンクのプロモーションの話なども

興味深く読むことができた。





自分の仕事との関係性という観点から考えてみると、

ネット広告(特にバナー広告)はこのような変化した消費者と

コミュニケーションするためにどのような役割が果たせるのか、

ということがある。





それはあくまでも某代理店さんの言うコンタクトポイントの

一つでしかないのか?それとも自社サイト(自社メディア)の

入り口として特別な意味を持ちうるのか?





長年そんな業務に従事してきたけど、まだ答えは出ていない。





この本を読んで、改めてお客さんのネット(やバナー広告)への接触方法を

考える所から始めてみたいと思った。



さらには、自分の立ち位置(ネット広告分野)からお客さんの

コミュニケーションデザインにもっと踏み込んだ提案をしていたいとも思った。

(クリエイティブについてももっと真剣になる必要がありそうだ。)



なかなか勉強になる一冊であることは確かだ。



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