読書をいかに実用的なものにするか 「使える読書」齋藤 孝著(朝日新書)を読んで

投稿者: | 2008年1月9日

年末年始いくつか本は読んだのだが、なかなか書評を書くに

至らなかったのだが、久しぶりに書いてみたい。





昨日「使える読書」齋藤 孝著(朝日新書)を読んでみた。

使える読書 (朝日新書)
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「声に出して読みい日本語」で大ブレークした明大の教授の齋藤さんが、

AERAに書いた書評をまとめた本。





書評の書評を書くというのも変な感じだが、まあ気にせずに。





この本は冒頭に読書を「使える」ようにするにはどうしたらいいのか?が、

後半に書評が50個ぐらい、そういった構成になっている。





後半の書評自体は、印象に残った部分とそこから敷衍した齋藤さんのコメントが

コンパクトにまとまっており、また斉藤さんの本らしく「声に出したい一文」というのが

出ていて、見やすく・面白く、というプロの仕事を感じさせるものになっている。



また、それぞれの本の内容を●●力ということでまとめていて、これが筆者の言う

書評を書くための「制約」として機能すると同時に、全体の統一感を出すしかけとなっているのが

よく分かる。





ちなみに最初の書評は、ブラジル人小説家による『11分間』という本(美人のブラジル人が

スイスに渡り、娼婦になりセックスとは何かについて悩み抜くという内容らしい)についてで、

それを”セックスと言葉”とまとめており、声に出して読みたい一文は「セックスというのは、

コントロールの喪失をコントロールする術のことである。」と刺激的な内容で初めからちょっと面喰ってしまった。





さて、この本の私が読んだ理由は書評部分というよりはむしろ前半読書を「使う」という部分。





あれだけの知的な成果物を残している作者がどのように実用のための読書をしているのか?

というハウツーを知るためだった。実際読んでみて、それがなかなか参考になった。





ちょっと文章単位で本文から抜粋



・「一冊の本から、ひとつキーワードをいただこう」という所存で読書する



・日常生活の他の事象と連結することが、読書の大きな喜びであって、理解の切り口を

手に入れるということが読書の主な狙いである。





・(この本で)本は、僕の脳みその起爆剤なんだということ表したかった





・「使える読書」のテーマには”一本の刀としての「概念化」”のほかに「引用」がある





・遠心力読書でパーンとすっ飛んで、同時に脳の起爆現象が起こって、自分の限界を

超えて、やがて一本の刀にたどり着く。これが読書だ、読書の快感だ、と叫びたい。





・どこを選んで線を引いたかということ自体が、ひとつのコメントになっているので、

自分がその本に関してどうかんがえているかという「コメント力」も鍛えられる





・本当に何かを使えるようになるためには、対象に対して強い立場に立たないとだめ

 (読書も同様)





・本を読むという行為は、まず一度、自分の考え方や価値観を捨てて、相手(著者)に

憑依することです。相手の思考に自分を沿わせることです。



上記は抜粋だが、まだまだいい言葉が沢山あった(ちょっと時間切れしてしまいました。

すいません。)。



なかなか参考になる本。早速書評作りに活かしていきたいと思う。





・過去の書評

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