ミクシィ[mixi]でで何ができるのか? 山崎秀夫著を読む

投稿者: | 2007年10月3日

今年15年ぶりに中三の時の同級生と顔を合わせた。

卒業後初めての同窓会だった。




3人の子持ちという当時のマドンナ的な女の子から、

私の兄もお世話になった担任の先生など、懐かしい

面々と会うことができて、それなりに楽しい会だった。




当時ちょっと真面目ぶっていたからだろうか、ひょんなことから

次回の幹事をさせられることになったのだが、次回はおそらく数年後

ということで、それまでのつなぎとしてmixiでも使おうか、と私から

提案した。





すると、既に引退されていた先生も思いがけずmixiユーザーであることが発覚、

早速クラスのコミュを立ち上げて、交流を始めた。




こんなことがあったので、この頃SNSも面白いかな、と思いはじめて

いた。特に、過去の人間関係(過去に会ったことがあり、時間的にも空間的にも

普段顔をあわせることが結構難しい人たちとの関係)を回復させるのには、もってこいかな

と思っていた。



ミクシィ(mixi)で何ができるのか?/山崎 秀夫


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今日読んだ山崎秀夫著 ミクシィ[mixi]でで何ができるのか?

は社会心理学などの視座も使ってmixiに代表されるSNSの成功理由を

書き表した本で、


そもそもミクシィの成功の要因は何だったのか?やユーザーが

どのようにミクシィを使っているのか?、企業がどのように活用して

いるのか、そんなことが詳しく書いてあって参考になった。




寡聞にして、「へぇー」だったのが、元々ソーシャルネットワークという概念が

確立したのが、1950年代のアフリカにおける都市研究においてだったということ。



この本によると、

人類学者たちが、アフリカの農村での「密なバンド」と呼ばれる群れから引き離され、

都会に出てきた人々が形成するネットワークを、「ソーシャルネットワーク」と呼んだのだとのこと。

集団を離れて形成される(自立した個人同士の)人間関係に注目した研究で使われた用語なのだそう。

P180あたり




さらに「へぇー」は続いて、ソーシャルネットワーク研究では、

ソーシャルネットワークのあり方が人々の意識や行動を規定するという

のが基礎理論なのだとのこと。







ソーシャルネットワークで社会で見るというところも面白かった。

2001年の米のYahoo!の経営的なゴタゴタは、3人の経営陣のソーシャルネットワーク的結びつきが

強すぎて中心の弱い”グループシンク”状況で起こった、というような記述があった。(p184)




当たり前といえば当たり前なのだが、どのような人の”間”にいるかで、

その人間が規定されてしまう、ということは確かであると思う。



ここを読んでいて、自分のソーシャルネットワークを客観的に明らかにしてみたい、

そんなことを思った。




さて、この本だが、後半から急に面白くなった。





例えば、ミクシィでのユーザー同士の情報交換が他のSNSより

結構活発であった原因は、他のSNSと違い参加者それぞれがブログを

持てたことである。ブログが参加者の自律と自己表現に導いた、という

指摘はそういう面もあるかもと納得できた。





また、ミクシィ疲れの分析では、にわか友達が多いと陥りやすいとして、

飛行機のキャビンアテンダントの笑顔との比較がされていたが、

結構面白かった。





総じて、

筆者の主張が全部正しいというわけではないとは思うのだが、

こういう見方もあるんだ、、、という感じで参考になった。





はじめどうかな、、、と思っていたが、なかなか面白い本だった。

 

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