「創刊男」の仕事術 くらた まなぶ著を読む

投稿者: | 2007年1月28日

リクルートで、「とらばーゆ」や「AB-ROAD」等、いくつもの情報誌を立ち上げたという「創刊男」、



くらた まなぶさんの「創刊男」の仕事術という本を読みました。




くらた まなぶ
MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術




一言で言えば、リクルートの、人の「思い」をとらえた各種情報誌づくりのヒミツが

分かる本で、コンテンツづくり等にも非常に参考になる本です。







リクルートというと、今でもいろんな情報誌や宣伝などを通じて、

既存の企業とはちょっと”毛色の違う(独特のセンスがある)”企業という感じがしますが、

どうやってその毛色の違いを出しているのか、ということが分かると思います。







この本によると、くらたさんの情報誌づくりのコツは、消費者目線の徹底した把握に

あると思われます。







主には、自分で色んなものを体験してみたり(”受けて”になってみる)、また、ヒアリングや、

ブレストといった手法を用いて、消費者の本音に近づいていく、というものです。



例えば、アルバイト情報誌創刊のために大学生の本音に迫ろうと思えば、大学の学食に

入り浸ってみたり、リクルート社内のいろんな人(縁遠い人も含めて)に電話をかけて、飲み屋で

ヒアリングをしてみたり、そんな記述が出てきました(ブレストについては、同じリクルート出身の

松永真理さんの本等でもよく出てきますよね。)。



その徹底的な様子に非常に感心しました。





筆者はマーケティングを、「人の気持ちを知ること」(p.45)と定義しており、過去のことを調べる

市場調査と区別していますが、これこそが、リクルートの情報誌のバックボーンにある考えなんだなー

と思います。



マーケティングは、以下の4つに分解できるのだそうです。

①人の気持ちを知ること。

②それを言葉にすること。

③言葉をカタチにすること。

④できたカタチをふたたび言葉で人の気持ちに訴えること。





どんな言葉だったら、ユーザーの心に突き刺さるのか、どんなカタチだったらユーザーが

使いやすいのか、ここらあたりが徹底的に考えられているんですね。。。。







私は前職で、新規事業開発室という部署に所属しておりましたが、そこにはリクルート関係の人も

何人か在籍しており、新規事業立ち上げの際に、くらたさん同じくヒアリング・ブレスト等を必死に

なってやらされたことを思い出しました。





その時は、事業化には至らなかったのですが、今になって思えばいい経験ですし、

できれば、再度私自身で同じような新規事業開発をしてみたいなーなどと思った次第です。




また、今は営業をやっていますが、くらたさんがやっているようなヒアリングやブレストの手法が、

営業にも活かせるのではないか?とも思いました。




何年か前に一回読んで、また手に取ってみたのですが、非常に良い本ですね。

参考にしながら、仕事に活かしてゆきたいと思いました。



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