ウェブ進化論 梅田望夫著を読む

投稿者: | 2006年11月23日

今年はじめに巷で話題担った本、ウェブ進化論 梅田望夫著を今更ながら、

手にとってみました。





こういう流行みたいになった本って、あんまり手にしないことが多いのですが、

この本を読んで、見ると、今まで手にしなかったことが惜しい、という感じでした。





凄い、と率直に思える内容でした。







内容としては、タイトルのまま、「現在ネット世界の最先端で何が起きているのか」を語った本です。







どこかの書評等で読んだ印象として、Google礼賛に徹した本かとばかり思っていましたが、

もちろんGoogleの凄さについて語った部分は多いものの、それだけに終始したものではないことが

分かりました。





情報革命の現状、Googleという会社のやっていることやその凄さ、Web2.0の本質、

情報革命とシリコンバレー、そんなことがこの一冊につまっている、という感じでした。





非常に密度の濃い本なので、すべてを語ることは難しいと思いますが、ちょっとだけ。







Googleについて書いた部分では、色んなところで話題となった、「あちら側」と「こちら側」の対比の

部分は参考になりました。







非常にシンプルにまとめると




こちら側」とは、マイクロソフトやインテルが得意としてきた部分であり、

ユーザーが利用している個別のコンピュータ端末の中身やその機能等の領域を指します。





あちら側」とは、ネットユーザーに対して、ネットの反対側に当たる、

ネットサービス提供企業のシステムの部分を指しております。





Windows95が発売されて以降、Googleが出てくるまでは、「こちら側」が、

もっぱらビジネスの主戦場だったのですが、Googleは今までのパラダイムをシフトさせようとしている、

との指摘です。






具体的に言うと、Googleは自前で最強のコンピュータシステムを導入し、

そのコンピュータで情報を処理した後に、一般のユーザーにインターネットを



通じて付加価値のついた情報を送っており、従来よりも端末に依存する部分を

減らしてきている(「こちら側」を軽くする)、端末があまり問題にならないような状態にしてきている、

といったことのようです。







端末依存の部分を軽くする、ということが、マイクロソフトやインテルの果たすべき役割を

どんどん小さなものにしようとしており、そこに火種がある、ということです。


※今までのネットサービス提供企業が、自前でシステムを作ることをせず、

システムの上のソフトウェアだけを作り込んでいたのに比べ、Googleはコンピュータ・システムを

リナックス等のフリーソフトを使って自前で用意し、その優秀なコンピュータを使って、圧倒的な競争優位を

作り出している、といったことも、Googleだけがクローズアップされる背景にあるようです。



「Googleが、ネットサービスにテクノロジーを持ち込んだ」というような記載もありました。




このごろ、Googleが、ウェブを使って、マイクロソフトが提供しているエクセルのような表計算ソフトを提供し始めた、

というようなニュースが出ておりましたが、Googleの登場は、マイクロソフト-インテルの覇権の時代からの大きな

パラダイムシフトを意味している、ということですね。





なんとなく流れは新聞等でおさえていたつもりでしたが、詳細が分かり、参考になりました。








この本は、この他にも、Googleが行っている色んな取り組みや、この会社が持つ、

今までの企業にはない哲学のようなものも詳しく書かれていて、非常に興味深く読めました。 




すべては書ききれないので、項を改めたいと思います。




梅田 望夫
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

 

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